ノルウェージャンスター号まとめ (ベニス発 7泊8日 エーゲ海・アドリア海クルーズ)
夏休みを使ってノルウェージャンスター号で行く「エーゲ海・アドリア海クルーズ」に行ってきました!
日本からだと飛行機代も時間もかかるし、お値段的になかなか手が出せないエーゲ海・アドリア海クルーズですが、ドイツに住んでいるうちなら費用も抑えられる!ということで、決意。
初めてクルーズ旅行というものを体験しましたが、めちゃくちゃ楽しかったです!!特にヨーロッパ在住の方々、この機会にぜひ♡と言いたいです。
旅行会社などを介さず、直接ノルウェージャンスターのホームページから申し込みをしたので、自力で必要な情報を集めないといけなかったのですが、その時大変お世話になったのが、こちらのサイト。
初めてのクルーズ旅行&英語が堪能ではない我が家にとっては、日本語での情報は非常に有難かったです。
基本的な情報はすべてこちらのサイトに載っているので、私はその他知りたかったこととか、寄港地での観光のこと(全部自力で行きました)をご紹介しようと思います。
その他よくある質問はノルウェージャンクルーズのHPにも記載されています。
ドイツ国内からアクセスすると、ドイツ語か英語のサイトに自動的にアクセスされるのですが、VPN接続(私は無料の筑波大のVPNを使用してます)をしてHPを開けば日本語サイトが開けるので、分かりやすいですよ。
これからクルーズされる方のお役に少しでも立てば幸いです。
プレミアムビバレッジプランと船内Wi-Fi
私たちが船を予約した時は「FREE at SEA」というキャンペーンをやってまして、私たちはプレミアムビバレッジプランとWi-Fi 250分を無料でつけました。
プレミアムビバレッジプランではグラスワイン・カクテル・ビールなど15ドル以下のドリンクが飲み放題。高いウイスキーなど、15ドル以上のものは差額を支払うシステム。
飲み放題に含まれていないのは、ボトルワインやスタバコーヒー、部屋のミニバー、ルームサービスなどです。注文する時は、クルーズカードを渡せばOK。カードにはPBPと飲み放題プランであることが表記されています。
カードを渡すと、店によってカードを確認するだけの時とレジに通してる時があって、「大丈夫かな…後で請求されたりしないかな…。」と不安になりました。
でもスタッフさんに聞いたら支払いが発生する場合は必ずサインをすることになってるので、サインを求められなければ大丈夫とのこと。これで安心して飲めます(笑)
バーには一応メニュー表もありますし、メニューに載っていないものでも作れるカクテルなら作ってもらえます。
私たちはモヒート、ピニャコラーダ、ブルーハワイなどがお気に入りでした。
注文したドリンクは別の場所に持って行っても大丈夫です。部屋に持ち帰ってゆっくり飲んだりもしていました。
Wi-Fiの接続方法はFREESTYLE DAILYに書いてあります。
Wi-Fiに繋げてSafariを開くとNCLの専用ログインページが開くので、予約した時の自分の苗字と誕生日を入力すればOKです。接続している間、どんどん残りの利用可能時間が減っていくので、使い終わった後は必ずログアウトをして下さい。
普段は接続しないで何か調べものをしたい時だけ繋ぐ、という使い方なら8日間で250分で十分でした。あまり電波が良くないみたいな口コミも見かけましたが、普通に調べものをするくらいだったら、さくさく動きましたよ。
以上、プレミアムビバレッジプランと船内Wi-Fiでした。
8日目 下船の流れ
ついに下船の日がやってきました。
下船日の2日前になるとこんな冊子が部屋に届きます。
この中に下船に際しての流れがひと通り書いてあります。
まずは、荷物の搬出と下船の順番を決めるタグを取りにDeck7に行かなくてはいけません。
私たちの時は下船日前日の朝10時から配布開始で、タグはゲストサービスデスクの右手の壁際に木のラックがあって、そこに並んでました。
私たちは観光から帰ってきてから取りに行きましたが、一番早い時間と遅い時間は人気で、私たちが取りに行った時には、GLAY1とGLAY2しかありませんでした。
タグを手に入れたら荷物をまとめ始めましょう。貴重品BOX の中なども忘れずに。
スーツケースは下船日前日の夜12時までに、このタグに必要事項を記入してつけ、部屋の前に出しておかなくてはいけません。
スーツケースは先に運ばれてしまうので、化粧品や歯ブラシなど最後まで使うものを一式入れられるリュック等を、別に用意しといた方がいいと思います。
下船日当日の朝は、早めに部屋を空にして出なければいけません。私たちの時は朝6時にベニスの港に到着で、8時までには部屋を出なければいけませんでした。
自分のタグの色が呼ばれるまでは、オープンスペースのどこかで待ちます。朝食はGarden Cafe Buffet(Deck12)かVersailles Restaurant(Deck6)で食べられるので、ゆっくり朝食を取りながら待ってもOKです。
アナウンスがあったらDeck7に向かいます。いま何色が呼ばれているかは、船内のあちこちにあるTVスクリーンにも表示されています。下船の時もクルーズカードを使いますので、手元に用意しておきましょう。
下船したら、いちばん最初に乗船受付をした建物の中に、タグの色別にスーツケースがまとめて置いてあります。自分のを見つけたら勝手に取って、各自解散してOKです。
クルーズ中に使用した料金の明細書は、朝部屋を出る時にルーム番号の表札の上に挟んでありますよ。
以上、8日目 下船の流れでした。
7日目 ドブロブニク
ついに最終日、ドブロブニクです。
船の着岸場所はこちら。
観光のスタート地点になるピレ門までは市営バスで向かいます。
チケットは1日券を30クーナで購入。1回券(確か15クーナ)なら運転手から直接購入することも出来ますが、クーナしか使えません。両替したくなかった私たちは、事前に窓口で購入しました。
チケット売り場まではすぐで、船を降りて右手に向かえば建物が見えてきます。
それでピレ門まではLINE1Aか1Bに乗れば行けるんですが…
バス停の場所が非常に分かりづらいです。チケット売り場の目の前からも色んなバスが出ていて、時刻表も置いてあって市営バスも発車するんですが、1Aと1Bはここからは発車しません。
待てども待てども1Aと1Bは来ない。10分おきくらいに出てるはずなのに…みんな分からなくて不安になってウロウロ…。しかも最悪なことにこの日は暴風雨。無駄に30分待って別の場所にもバス停があるのに気がつきました。
正しいバス停はチケット売り場の建物から見ると、フェンスの向こう道路沿いにあります。Googleマップで見るとこんな感じ。
今はつくりが変わってましたが、この位置です。あと何分で来ますよ~みたいな電光掲示板もありました。
あとね、この市営バスめちゃくちゃ不親切&態度悪いです。
窓口のおばさんが不愛想なのはもちろんのこと、運転手も最悪。私たちが間違った場所で待ってた時、バスの運転手に「ピレ門まで行きますか?」って聞いたんです。そしたら目も合わせず「NO!」と一言。困ってるんだから正しいバス停の場所、教えてくれてもいいですよね。
そして極めつけが帰りのバス。車内はクルーズ船のお客さんでかなり混雑していたんですが、バスが着いて、みんなが降りてる最中に事件は起こりました。
この運転手、すぐ扉を閉めて発車しようとするんです。まだたくさん人が降りてる最中にですよ?みんなが騒いだのでもう一度ドアを開けたんですが…。
なんとまたすぐ扉を閉めて、今度は夫の後ろで降りようとしていたおばさんの腕がドアに挟まったまま、発車しようしたんです!
近くにいたおじさんが怒鳴って、みんなで大騒ぎしてドアを叩いて、やっとドアを開けました。もしそのまま発車したら、おばさんは引きずられて大事故になるところでした。なのに降りてきて謝りもせず、そのまま発車してしまいました。本当に最低ですよね。
ということで、日本では考えられない事を平気でしてきます。バスに乗る際は十分に注意してください。
無事にピレ門まで着いたら、あとはすべて歩いて見て回れます。
世界で3番目に古い薬局というマラブラーチャ薬局では、修道院の秘伝のレシピで作ったというローズウォーターとゴールデンクリームを購入。
あと、おススメがこちらのお店。Gift and Art Shop Medusaです。
売られているものはすべて手作りで、アクセサリーとか置物とかラベンターポプリとか色々あります。店員のお姉さんも英語が話せて親切だし、お値段もリーズナブル。
私はマグカップ(1000円くらい)とブレスレット(1600円くらい)を購入しました。
このブレスレットは、上質な石灰石が採れることで有名なブラチュ島の石を使って作られています。アメリカのホワイトハウスやベニスのサン・マルコ寺院にもこの島の石が使われてるそう。クロアチアらしいちょっと面白いお土産が買えて嬉しかったです。
他にも人気の城壁めぐりやケーブルカーもありますが、どちらもひとり200クーナ(約3200円)するのでやめました。せっかくだからとも思いましたが、前日のミレトスビーチが素晴らしかったので、満足かなと。
帰りのバスもピレ門の前から出ていますよ。
以上、7日目 ドブロブニクでした。
6日目 アルゴストリ(ケファロニア島)
6日はアルゴストリ(ケファロニア島)です。
クルーズ船の着岸場所はこちら。
拡大するとこんな感じ。
主要な観光スポットといえば、メリッサーニ洞窟、ドロガラティ洞窟、ミレトスビーチなどですが、島のあちこちに点在しています。
ケファロニアは公共交通機関が発達していないので、レンタカーがおススメ。私たちはこちらのサイトから予約しました。
めずらしくAT車があったのでそちらをレンタル。1日借りて45ユーロ。フルカバーの保険は別途10ユーロで入れます。その場で現金で支払うか、カード払いも出来ます。MT車ならもっと安かったです。
お店が港から少し離れていたので、メールで聞いたら港まで持ってきてくれました。返却時も港で良いとのこと。9時からレンタルしたいと伝えていて、9時10分くらいに来ましたけど海外ならあるあるですね(笑)
簡単に説明を受けて書類にサインして、いざ出発です。日本みたいに傷チェックなんてないし、満タン返しでもないし、ほんと適当(笑)ガソリンは走った分くらい入れといてくれればいいと言われました。
港からメリッサーニ洞窟までは山を越えて行かなければいけませんが、道路もちゃんとしてるし、40分くらいで着きました。
近くまで行けば看板もあるので迷うことはありません。駐車場は無料です。
人気の観光スポットなので並びます。できればクルーズ船の団体客が来る前に到着しておきたいところ。
10分間のボートツアーです。洞窟に光りが差し込んでとってもキレイでした。
私たちが行ったのは10時すぎ。太陽が真上に来る時間帯だともっと凄いかもしれません。
近くのドロガラティ洞窟も寄ってきました。こちらも駐車場無料。
中は写真撮影禁止だったのでパンフレットしかありませんけど、こんな感じ。
こっちは空いていて、全然並ばないで入れました。中はそんなに広くなくて、滞在時間は15分くらいかな?大きな鍾乳石がたくさんぶら下がってます。
最後にミレトスビーチへ向かいます。
道は舗装されていて綺麗なんですが、野生?のヤギが沢山歩いてます。
急に走り出すかもしれないので、轢かないように注意が必要です。
道路の上から見下ろしたミレトスビーチがこちら。
車はビーチまで下る道路脇きか、ビーチまで降りると駐車スペースがあるので、そこに停めます。私たちは運よくビーチの近くに駐車出来ましたが、かなり混雑していて空きが出るのを待ってる車もかなり居ました。
帰る時に見たら通路を塞ぐように停めている輩もいて、自分の車の前に駐車されて出れなくて困っている人が居て、かわいそうでした。そんな感じなのでビーチまで降りないで、道路脇きに停めておいた方が無難かもしれません。
出港時間があるのでのんびりは出来ませんが、それでも1時間くらいは遊べました。
浜は砂ではなく大きめの丸石がごろごろしており、素足歩くと痛いのでビーチサンダルを忘れずに。船からビーチタオルを持ってきている人もいましたよ。
9時到着で最終乗船が14時30分だったので、滞在時間は5時間半でしたが主要な観光スポットは巡ることができました。
以上、6日目 アルゴストリ(ケファロニア島)でした。
5日目 ミコノス島
5日目はミコノス島です。
ミコノス島は他のクルーズ船との兼ね合いで、テンダーボートになる場合と、直接上陸になる場合があるようです。私たちの時は直接上陸でした。船が停泊したのがこちら(NEW PORT)。
観光の中心であるミコノスタウンまでは少し離れていますが、港には片道2ユーロでミコノスタウンまで行くシーバスがあります。
私たちはタイミングが悪かったので歩いてミコノスタウンまで行きましたが、30分くらいで着きました。
ミコノスタウン自体はコンパクトで、主要な観光地は徒歩ですぐに見て回れます。
ショップやお店もたくさんありましたが、サントリーニよりはこじんまりしてる印象です。
出港時間まで時間が余ってしまったので、となりのデロス島(アポロンとアルテミス誕生の地)にも行ってきました。
デロス島への船はここから出ています。
往復でひとり20ユーロで、デロス島の遺跡群へ入場するのに別途12ユーロかかります。
出港時刻は季節によって異なり、ミコノス島→デロス島は1日3回、デロス島→ミコノス島は1日2回しか船が出ないので、乗り遅れないようにしないといけません。
あと、すごく時間にルーズなので、時間には余裕を持っておいた方がいいです。私たちの時も出港予定時刻を20分過ぎて、ようやく出港しました。
船自体はトイレもある大きい船なので、満員で乗れなくなる心配はないと思います。
出港してしまえば30分くらいで着きます。
着いたらチケット売り場で入場チケットを購入するのですが、みんなが一斉に並ぶので、すごい行列ができます。早く入場したい場合は、島が見えてきたら下船準備をして、降り口近くに待機しておいた方がいいですよ。
時間がなくて全部は見れませんでしたが、これが世界史の教科書にもでてくるあのデロス同盟が結ばれた土地で、紀元前の人々が暮らした町が遺跡として残っていると思うと、なかなか感慨深かったです。
ミコノス島へお越しの際は、ぜひデロス島まで足を延ばしてみてください。
帰りも同じシーバスで帰ります。
シーバスが停まるのはNEW PORT(クルーズ船が停まっているとこ)、OLD PORT、ミコノスタウンの3か所です。私たちはミコノスタウンから乗りました。
チケット売り場はデロス島行きのチケットを販売している小屋と同じです。
ノルウェージャンにデロス島行きのオプショナルツアーもありましたが(お高め)、こんな感じで自分たちだけでも簡単に観光することができました!
以上、5日目 ミコノス島でした。
4日目 サントリーニ島
4日目はサントリーニ島です。
サントリーニ島へはクルーズ船からテンダーボートに乗って向かいます。
テンダーボートに乗れる順番は事前に配られる整理券で決まります。
早いテンダーボートに乗りたかったら、早めに並んで整理券をもらう必要があります。配布場所などの案内はFREESTYLE DAILYに載っています。
私たちの時は午後2時にサントリーニ島に到着でしたが、当日の朝8時30分~9時30分にDeck7のBliss Loungeで配布でした。
私たちは配布開始時間の30分前くらいから並びに行きましたが、すでに並んでいる人もたくさん居て、受け取った整理券は4Bでした。順番に下船開始のアナウンスがあるので、自分の番号が呼ばれるまで待ちます。
最初1と2の人が呼ばれて、その後は順番に呼ばれましたが結構早かったです。呼ばれたらDeck4に向かえばテンダーボート乗り場への案内の看板があります。
ちなみにノルウェージャンのオプショナルツアーに申し込みをしている人や、ゴールド/プラチナ会員などは整理券をもらいに行く必要がありません。
サントリーニ島に着いたら最寄りの町フィラまでは、「ケーブルカー」か「町へと続く斜面の道をロバor徒歩で登る」必要があります。
ケーブルカーとロバは値段が同じく6ユーロなんですが…ここでケーブルカーは長蛇の列、ロバの道はう〇ちまみれ、という究極の二択を迫られます。
私たちが行った時には沖に他にも大型客船が2.3隻停泊していまして、ケーブルカーの乗り場まで既に100mくらい並んでいました。
でも、我々には炎天下にロバのう〇ちまみれの道を行く気力はなく、ケーブルカーを選択。結局乗るまでに30分ちょっとかかりました。(乗ってしまえば5分もかからず着きます。)
ちなみに港からは、イア村の最寄りの港まで直接行くことが出来るスピードボートも出ています。
港からイア村までのバス送迎、イア村からフィラまでのバス送迎がセットになってまして、ひとり25ユーロくらいでした。
でもフィラの町からイア村まではバスがありまして、片道1.8ユーロなので安く済ませたいならバスがおススメです。
フィラからイア村までのバスが出ているバスターミナルはこちらにあります。
前述のとおり片道1.8ユーロで、バスの運転手から直接チケットを購入します。
いろんな方面に行くバスが停まっていますが、イア村行きはフロントガラスのところにちゃんと「FIRA-OIA」と書いてあります。
だいたい20分に1本という感じです。30分弱でイア村に到着します。
帰りも、行きのバスが停車した広場と同じところからバスが出ます。
フェリーの出港時間が近づくとこのバスも混雑しますので、余裕を持ってフィラの町に戻った方がいいですよ。
フィラまで無事に帰ってきたら、最後の難関が待ってます。行きと同じく港まで「長蛇の列に並んでケーブルカーに乗る」or「ロバのう〇ちまみれの道を下る」です。
私たちの時は乗船締切りが21時30分だったので、余裕を持って20時にはフィラに戻ってきたのですが、その時点でケーブルカーには300m以上の列が出来ていました。
なので私たちは万が一を避けるために、意を決してロバの道を下ることに…。
もう夜なのでロバも帰宅中でして、徒歩で下ることになったのですが、やっぱりかなりのう〇ちが散乱してました(笑)なのでスマホのライトで足元を照らしながら、踏まないように注意して下りました。
でもそんな感じで降りても20分くらいで港まで下ることができたので、健康な大人ならそんなに大変ではないかな?きれいな夜景を見ることも出来たし、これもまたいい思い出です。
港まで戻ってくればひと安心です。最後にテンダーボートに乗るための行列が出来ていますので、それに並べばOKです。
以上、4日目 サントリーニ島です。