【災害対策】マイン川と洪水ハザードマップ
先日ドイツにハリケーン「Sabian」が接近し、領事館から注意喚起のメールが届きました。
倒木や土砂災害以外に冠水にも気を付けてと書いてあり、心配になった私。ヴュルツブルクもマイン川が流れており、我が家も川のすぐそばです。
山地が多く急激に増水する日本の川と違い、平野を流れるヨーロッパの川は流れがゆっくりなので、徐々に増水し溢れるとのこと。
なので注意していれば、気づいた時には時すでに遅し…となることはなさそうですが、一度氾濫するとなかなか水が引かない…という欠点もあるそうです。(数週間とか。)
早速ハザードマップを探してみました。
結構な範囲で水没するじゃん…。もちろん我が家も水没エリア内。水没したら道路に停めてある車もオジャンです。
こちらのサイトによると小規模なものを含めると、ほぼ毎年ヴュルツブルクのどこかしらで発生しており、2003年と2011年には大規模な洪水があったそう。1980年代半ばに行った工事のお陰で、被害はほとんどなかったそうですが…。
天気予報でレーダーを見ていれば、いまどの辺りにハリケーンが来ているかを知ることができますが、問題は上流で大雨が降った場合、下流の町での川の増水にはタイムラグがあるということ。なので水位を確認できるサイトを探しました。
こちらのサイトから最新水位がチェックできます。
こんな感じでグラフ化されており、リアルタイムで更新されるので安心です。350cmを下回っているぶんには大丈夫。
グラフ下の2-Tages-Trendをクリックすれば、今後48時間の推移予測が見られます。
こんな感じ。
今回のハリケーンも日をまたいでの接近だったので、寝ている間に氾濫したらどうしよう…と思っていたのですが、予測を見て安心することが出来ました。
先ほど載せたハザードマップの詳細は、下記方法で見ることが出来ます。
①ページ左側のHochwassermarken / Überschwemmungsgebieteをクリック
②Überschwemmungsgebiete und wassersensible Bereiche in der Pegelregion(下図の赤矢印)をクリック
幸い今回のハリケーンで氾濫することはありませんでしたが、災害はいつ起こるか分かりませんからね。一度ハザードマップを確認してみてください。ハリケーン接近時はこまめなチェックを!
以上、マイン川と洪水ハザードマップでした。