ドイツ留学☆ヴュルツブルク滞在記

研究者の夫についてドイツへ引っ越した主婦のブログです。

ヴュルツブルク ドイツ免許の取得方法

今回はドイツ免許証への書き換えの方法をご紹介します。

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出典:AUTO ZEITUNGhttps://www.autozeitung.de/

 

渡独から6か月以内は(日本の運転免許証)+(国際免許証orドイツ語訳)を持っていれば、ドイツ国内で運転が出来ます。しかし6か月を過ぎて運転したい場合は、ドイツの運転免許証への書き換えが必要です。

また日本の免許証の場合、渡独から6か月以内であれば試験は一切不要でドイツの免許証への書き換えが出来ます。(※注意 申請時点で日本の免許証の有効期限が1年以上残っている必要があります。)

なのでドイツの免許証に書き換えたい場合は、渡独から6か月以内に手続きしましょう。

 

取得までの流れ

 

まずドイツの免許へ切り替えをするには、日本の運転免許証の翻訳が必要なのですが…

私たちは事前に日本で認証翻訳を取得していたので、それをRathausに行ったら「クラス?が書かれていないからダメ」と言われ、ADAC(日本のJAFみたいなやつ)で翻訳証明書を取ってこいと言われました。(ドイツ大使館のHPには公認翻訳士の認証翻訳でも可能って書いてあるのに)

結局こっちで取り直すハメになったので、ドイツに来てから窓口の人に指定された所で翻訳を取得した方がいいかもしれません。

 

その時Rathausで免許証書き換えに必要なものリストを貰いました。

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上から

  • パスポート
  • 日本の運転免許証
  • クラス分類の表記がある免許証の翻訳(ADACで取得)
  • バイオメトリック写真 1枚(35×45mm)
  • 申請料 35ユーロ 

ということで、まずはADACで手続きをしに行きました。

 

ADACで翻訳証明書を取得

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場所はこちら

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営業時間:月~金 9:00~18:00

     土   9:30~13:00

     日   定休日    ※2019年6月現在

 

手続きの場所は2階です。正面玄関ではなく建物の右側に扉があるので、そちらから入って階段を登ると部屋があります。

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2階へ入り口

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2階の部屋 入り口

フレンドリーなおばさまでしたが、英語話せました。ドイツの免許へ切り替えをしたい旨と、Rathausで翻訳を取ってこいと言われたことを伝えて、手続きしました。申請料は 75ユーロでした。

5日後、自宅に翻訳証明書が届きました。

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ADACから届いた書類。これと翻訳証明書が届きました。

 

Rathausで申請

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Rathaus

場所はこちら

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営業時間:月 7:30~13:00

     火 7:30~13:00

     水 7:30~12:00 13:30~16:00

     木 8:00~12:00 13:30~18:00

     金 7:30~12:00

     土 休館日

     日 休館日

     ※受付は閉館時間30分前まで 2019年6月現在

 

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入ってすぐ左側の部屋です

まずは免許証用の写真撮影をします。受付をしてから写真撮影の列に並んでいたら、先に番号が呼ばれてしまった人が居たので、面倒でも写真を先に撮っておいた方が無難だと思います。

部屋の奥に撮影スペースがあります。結構並んでることもあるので、時間に余裕をもって行った方がいいです。

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こちらで写真撮影

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撮影の機械 英語表示も選択可

画面に表示された指示通りに進めれば大丈夫ですので、簡単です。

サインの登録も同時に行います。料金は手続きの最後にまとめて支払いますので、この時点での支払いはありません。(写真代 7ユーロ)

 

写真を撮ったら、入り口にある機械で受付をします。今回は免許証の申請なので右下をタッチして、受付番号が書いてある紙を受け取ります。

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右下のFührerschein(運転免許証の意味)

待合室のテレビに自分の番号が表示されるまで待ちます。混んでいる時は1時間以上待つことも多々あります。

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自分の番号が呼ばれたら窓口番号(Schalter)確認して、奥の部屋に向かいます。

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この奥に窓口の机が並んでいます

席に座ったらドイツの免許証に書き換えをしたい旨を伝え、必要な書類をすべて渡します。運転可能な範囲が間違ってないか等の確認をし、必要書類にサインして、料金を支払って手続き終了です。(申請料 35ユーロ+さっきの写真代 7ユーロ)

 

ちなみに料金の支払いは精算機で行います。

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手続きの最後にカードを渡されるので、そのカードをこの精算機に挿入して支払います。

レシートが何枚か出てくるので(先方控えと自分控え)、席に戻って渡せばOKです。

 

最後に受け取り予定日と連絡先が書いてある紙を渡されました。申請日から約1か月後に受け取りとのこと。

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ただ遅れる場合があるので、事前に免許証がRathausに届いているかどうか、電話かメールで確認するように言われました。

また、日本の免許証はこの時点で回収されます。申請中も運転したいと伝えたところ、日本の免許証をコピーした紙に、申請中であることを証明するRathausのハンコと担当者のサインを書いて、渡してくれました。これを持っていれば日本の免許証が無くても、運転してOKなのだそう。

 

Rathausに新しい免許証を貰いに行く

私たちは届いているかどうか確認したら、まだ来ていないと言われ、結局予定日から1週間遅れで受け取りに行きました。必要なのはパスポートのみです。

受け取りは申請した部屋とは別の部屋で、廊下の突き当りにあります。今回は受付は必要ないので、そのまま入っていって大丈夫です。

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この部屋の奥で受け取りです

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こちらの扉

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受付時間

入ると2つデスクがあって私たちは男の人に手続きしてもらいましたが、英語で大丈夫でした。パスポートを渡して本人確認後、届いている免許証の記載内容が間違ってないか確認します。OKだったら、受け取りのサインをしたら、終了です!

 

ドイツの免許証は申請日から15年有効だそう。延長する場合は切れる3か月前に手続きが必要だと教えてもらいました。

日本の免許証は回収されてしまうので、逆に日本で運転したい場合はJAFでドイツの免許証の翻訳を取得して、携行する必要があります。

 

結局ADACで翻訳申請~受け取りまで約1か月半かかりました。かかった費用はトータルで117ユーロ(ひとり当たり)です。

ドイツ語が全く話せなくても手続き自体は簡単だったので、必要書類さえあれば心配しなくて大丈夫です。

 

以上、ドイツ免許の取得方法でした。