ロマンチック街道 ローテンブルク(Rothenburg)に行ってきた
冬のドイツはどんより薄曇りか雨の日ばかりです。ですが先週、奇跡的に晴天に!
という訳で、週末を使ってロマンチック街道沿いの町「ローテンブルク」に行ってきました!
ローテンブルクはドイツらしい古い建物が多く残っていて、メルヘンな街並みが日本人にも大変人気な観光地です。
場所はこちら
ヴュルツブルクから車でアウトバーンを走って50分ほどで着きます。
ちなみにローテンブルクという町はドイツに2か所あるので要注意です。正式名称が「ローテンブルク・オブ・デ・タウバー」の方です。
駐車場は城壁の外に5か所あります。詳細はこちら。
私たちはP4に停めました。有料で、駐車場にある機械で事前に駐車時間を決めて支払いをします。支払い後に発行されたチケットを、車のダッシュボードの上に置いておく必要があります。
城壁内にも車で入れますが、駐車場は高くて少ないし道も細いので、観光客は行かない方が無難です。ちなみにP4駐車場には無料の公衆トイレがありました。
町全体が城壁に囲われていて、町に入るための6つの門があります。
私たちはレーダー門(東側)から町中に入りました。
城壁には内側には通路があって、クリンゲン門(北側)からシュピタール門(南側)まで散策することが出来ます。ところどころ門の近くなどに階段があるので、自由に登ってOKです。
この城壁ですが、第二次世界大戦の時に破壊されてしまい、戦後に世界中からの寄付によって再建されました。寄付をした沢山の人や企業のネームプレートが壁に埋められています。
日本人や日本の企業のネームプレートも沢山ありました。
町中はカラフルな建物ばかりで、とてもかわいらしいです。
マルクト広場の周辺には市庁舎やレストラン、ショップが集中しています。
有名なクリスマスグッズのお店です。この日はシンボルの赤いトラックはありませんでした。中は撮影禁止です。
シュタイフなどを扱っているティディ・ベア専門店です。
市庁舎の塔(約60m)にはひとり2.5ユーロで登れます。上の写真の白い建物のてっぺんまで行けます。途中まで登っていくと受付があるので、そちらで支払いします。
塔はとても狭いので人数制限があり、登り口にゲートがあります。緑のランプが点灯している時は通行できますが、赤ランプが点灯している場合は誰かが下りてくるまで、待たなければなりません。
また、この塔ですが階段がめちゃくちゃ狭くて急です!どれくらいかというと、長野の松本城より急です。余裕がなくて写真も撮れませんでした。最後なんて垂直のハシゴを登らないといけません。段数もあるのでお年寄りや小さい子は厳しいかと…。
でもその分、頂上からの景色はとってもきれいです!!
また、街中には聖ヤコブ教会・フランシスコ教会・シュピタール教会などがあります。
1月~3月は休みで、フランシスコ教会は入れませんでした。
聖ヤコブ教会の彫刻やステンドグラスをじっくり見たい場合は、寄付2ユーロを支払うと教会の奥まで入れます。雰囲気だけでよければ、入り口付近の無料のスペースからも中が見られます。
シュピタール教会は素朴な感じです。ミサをやっていなければ自由に入れます。
その他にもブルク庭園や中世犯罪博物館、郷土博物館など見どころは満載です。
こちらはゲルラッハの鍛冶屋。町で一番美しい木組み建築と言われています。
お土産には町の名物「シュネーバル」を購入しました!
サイズによりますがひとつ2~3ユーロで、缶に入れてほしい場合は、好きな缶を選んでお店の人に渡せば入れてくれます。
シュネーバルのお店はあちこちにあります。
そして最後に有名なラーツトリンクシュトゥーべ(市参事宴会場)。
30年戦争の際、プロテスタント側についたローテンブルクは、カトリック軍によって占領されてしまいました。市参事たちは斬首刑、町は焼き払われることになりましたが…
宴の際に敵軍のティリー将軍が市長ヌッシュさんに「フランケンワイン3.25ℓを一気飲みすれば町を破壊しない。」と言われ、見事一気飲みをして町を救ったという逸話があります。
この建物の仕掛け時計は、その一気飲みの様子を再現しており、毎日10時から22時まで1時間ごとに動きます。
今年は6月にその当時を再現した「マイスタートゥルンク祭り(Der Meistertrunk)」があるので、またその時にローテンブルクに来たいと思います。
以上ローテンブルクに行ってきた、でした。