ドイツ留学☆ヴュルツブルク滞在記

研究者の夫についてドイツへ引っ越した主婦のブログです。

ロマンチック街道 ローテンブルク(Rothenburg)に行ってきた

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冬のドイツはどんより薄曇りか雨の日ばかりです。ですが先週、奇跡的に晴天に!

という訳で、週末を使ってロマンチック街道沿いの町「ローテンブルク」に行ってきました!

 

ローテンブルクはドイツらしい古い建物が多く残っていて、メルヘンな街並みが日本人にも大変人気な観光地です。

 

場所はこちら

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ヴュルツブルクから車でアウトバーンを走って50分ほどで着きます。

ちなみにローテンブルクという町はドイツに2か所あるので要注意です。正式名称が「ローテンブルク・オブ・デ・タウバー」の方です。

 

駐車場は城壁の外に5か所あります。詳細はこちら

私たちはP4に停めました。有料で、駐車場にある機械で事前に駐車時間を決めて支払いをします。支払い後に発行されたチケットを、車のダッシュボードの上に置いておく必要があります。

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P4 10時過ぎから翌日までの利用で5.5ユーロでした。

城壁内にも車で入れますが、駐車場は高くて少ないし道も細いので、観光客は行かない方が無難です。ちなみにP4駐車場には無料の公衆トイレがありました。

 

町全体が城壁に囲われていて、町に入るための6つの門があります。

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私たちはレーダー門(東側)から町中に入りました。

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レーダー門 駅から1番近い門です。徒歩8分ほど。

城壁には内側には通路があって、クリンゲン門(北側)からシュピタール門(南側)まで散策することが出来ます。ところどころ門の近くなどに階段があるので、自由に登ってOKです。

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この城壁ですが、第二次世界大戦の時に破壊されてしまい、戦後に世界中からの寄付によって再建されました。寄付をした沢山の人や企業のネームプレートが壁に埋められています。

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日本人や日本の企業のネームプレートも沢山ありました。

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資生堂のネームプレートを発見。

 

町中はカラフルな建物ばかりで、とてもかわいらしいです。

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どこを見ても絵になります

マルクト広場の周辺には市庁舎やレストラン、ショップが集中しています。

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マルクト広場 みんなビールを飲みながらくつろいでいます。

有名なクリスマスグッズのお店です。この日はシンボルの赤いトラックはありませんでした。中は撮影禁止です。

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クリスマスグッズ専門店 Käthe Wohlfahrt

シュタイフなどを扱っているティディ・ベア専門店です。

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ティディベア専門店 Teddys Rothenburg

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市庁舎(Rathaus)

市庁舎の塔(約60m)にはひとり2.5ユーロで登れます。上の写真の白い建物のてっぺんまで行けます。途中まで登っていくと受付があるので、そちらで支払いします。

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1月~3月は週末のみ営業。10時~15時までです。

塔はとても狭いので人数制限があり、登り口にゲートがあります。緑のランプが点灯している時は通行できますが、赤ランプが点灯している場合は誰かが下りてくるまで、待たなければなりません。

 

また、この塔ですが階段がめちゃくちゃ狭くて急です!どれくらいかというと、長野の松本城より急です。余裕がなくて写真も撮れませんでした。最後なんて垂直のハシゴを登らないといけません。段数もあるのでお年寄りや小さい子は厳しいかと…。

 

でもその分、頂上からの景色はとってもきれいです!!

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塔のてっぺんからの眺め。360度町を見渡せます。

 

また、街中には聖ヤコブ教会・フランシスコ教会・シュピタール教会などがあります。

1月~3月は休みで、フランシスコ教会は入れませんでした。

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聖ヤコブ教会。中には2ユーロで入れます。

聖ヤコブ教会の彫刻やステンドグラスをじっくり見たい場合は、寄付2ユーロを支払うと教会の奥まで入れます。雰囲気だけでよければ、入り口付近の無料のスペースからも中が見られます。

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シュピタール教会

シュピタール教会は素朴な感じです。ミサをやっていなければ自由に入れます。

 

その他にもブルク庭園や中世犯罪博物館、郷土博物館など見どころは満載です。

こちらはゲルラッハの鍛冶屋。町で一番美しい木組み建築と言われています。

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1967年に鍛冶屋は閉店しました。現在は個人宅です。

 

お土産には町の名物「シュネーバル」を購入しました!

サイズによりますがひとつ2~3ユーロで、缶に入れてほしい場合は、好きな缶を選んでお店の人に渡せば入れてくれます。
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シュネーバルのお店はあちこちにあります。

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左から カプチーノ チョコレート イチゴ味

 

そして最後に有名なラーツトリンクシュトゥーべ(市参事宴会場)。

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左の白い建物。仕掛け時計が有名なんです。

 

30年戦争の際、プロテスタント側についたローテンブルクは、カトリック軍によって占領されてしまいました。市参事たちは斬首刑、町は焼き払われることになりましたが…

宴の際に敵軍のティリー将軍が市長ヌッシュさんに「フランケンワイン3.25ℓを一気飲みすれば町を破壊しない。」と言われ、見事一気飲みをして町を救ったという逸話があります。

この建物の仕掛け時計は、その一気飲みの様子を再現しており、毎日10時から22時まで1時間ごとに動きます。

 

今年は6月にその当時を再現した「マイスタートゥルンク祭り(Der Meistertrunk)」があるので、またその時にローテンブルクに来たいと思います。

 

以上ローテンブルクに行ってきた、でした。